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Limit battle/第84話

第84話~注意注意注意~


彼等の前に現れたのは赤いMCRのエアロを装備したBNR34・・

「おもしろくねぇ~」

俊介はぶつっと呟いた。

修「え?何がですか?」

俊介「あ?アイツとアイツの車がよぉ。まァお前のランエボも俺に取っちゃァアウチだけんな。」

修「アハハ・・」

R34から出てきたのは女だった。

???「あれま、天下の明智さんじゃぁあ~りませんか。」

彼女はムカつく口調で言う。

俊介「けっけっけ。うるせぇよ。織田のお嬢さん。」

彼が彼女の事を武田と言った。彼女の名前は織田聖子。

聖子「アンタ、私の方が年上って解ってる?」

俊介「知ってるけど、ムカつくならどうだっていいさ。」

修(うわぁ・・)

俊介の発言にイラついた彼女は風で靡く自分の髪の毛を勢い良くたくし上げて凄い剣幕で言う。

聖子「何を言ってるんだ?プレイボーイ君。そんな君に良い事を教えてあげるよ。いい加減自分の考えを押し付けるんじゃ無

い事!」

俊介「あぁ、無理。」

あっさりと切り去った。

修「あ、あの~・・」

俊介・聖子「あ゛?何?!」

修「え・・いや・・お邪魔になるかもって事で俺達帰ろうかなぁって・・」

俊介「あぁ、帰れ。じゃな。」

修「はい・・おい、美雪。行くぞ?」

美雪「う、うん。」

2人はランエボに乗り込んでその場を後にした・・

そこに残された2人はいがみ合ったまま今度バトルしようと言う話になった。

そして、バトルは日を改めてする事に。その後はその場を後にした。


場所は変わり、修のランエボの車内。

美雪「俊介さんって結構傲慢だよね。」

修「あぁ。そうだね。あの人ってかなり自分の意見を通すタイプだし・・」

シフトアップをしながら言う。

美雪「あ、電話だ。ちょっと待ってね。」

修「あぁ。」

彼女はそのまま携帯電話へ出た。

美雪「もしもし?お姉ちゃん!」

修(げ・・)

電話してきたのは美雪の姉、瑞穂だった。

美雪「うん・・うん・・今?修君といる。」

瑞穂『じゃぁ!連れて着なさい!私が丹精込めて世話してあげる!』

美雪「ふざけないでよ!そんな事いって連れて行く訳ないでしょ!」

瑞穂『だよねぇ~!』

美雪「だよね!じゃない!」

そんなやり取りをしている美雪を見て修は鼻で笑ってしまった。


美雪「もう・・ごめんね。修君。」

修「え?あぁ、別にいいさ。面白い姉ちゃんじゃん。ちょっと絡み難い所あるけどさ~。」

美雪「アハハ・・あんな姉だけど・・よろしくね!」

彼女は少し焦り顔で言う。


またもや場所は変わり、ここはEIJI SPEEDの応接間。

そこには栄治と拓哉がいた。

栄治「て感じだ。」

拓哉「なるほど・・そういうお話ですと、ボディは栄治さんの所で作り、足回りは私達の方で御作りする・・

と言う事でいいのですよね・・?」

栄治「あぁ、悪いな。お前の所はスカイラインとGT-R専門なのにランエボの足回りをやれらせてしまって・・」

拓哉「いえいえ、私も最近では別の車をチューンしたくなっていたので。」

彼は笑顔で栄治に返す。

栄治「サンキュウ!」

彼もまた笑顔で言う。

拓哉「それより・・修君のその間の代車をどうしましょう・・?」

栄治「・・そうだな。アイツの腕をあげる為にも・・俺の方から用意するよ。お前の拓哉の考えだと、どう言う車を用意する?」

しばらく顔をうつ伏せて考ええ、出した答え。

拓哉「私が思った中では、やはり修君のドライビングセンスと癖と弱点を考慮した上で出た車はFF駆動の車がいいでし

ょうね。」

栄治「そうか、やはり。俺もそう思ったんだけど・・FTOかシビック・・だと思うんだ。」

拓哉「そうですね・・シビックのワンダーシビックの完璧にチューンされたのを渡した方がいいかなと私は思いますね。」

栄治「ワンダーなら丁度うちに1台置いてあるぜ。黒のワンダー。ボンネットはFRPの白むき出しだが、フェンダーと

フロントリップスポイラーは俺自作の自信作だ!」

拓哉「アレですか。アレは素晴らしいと思いますよ。結構癖の強いマシンですが、修君なら乗りこなせるでしょうね。」

栄治「だな。じゃぁ、俺は今からそいつを用意しておく。お前はそっちの店でチューンの準備が出来たら修に連絡をするからな。」

拓哉「そうですね。解りました。」

その話が終わると、拓哉はソファーから立ち上がり「私はそろそろお暇しますね。」といいEIJI SPEEDを出て、自分のR33に乗り込み

帰っていった。

栄治「・・さってと・・おっぱじめますか!おい。拓郎!やるぞー!」

拓郎「イエッサー!」


第85話へ続く。


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